クラウドローンとは?国内初の銀行から提案を受けられるプラットフォームについて聞いてみた

公開日:2020/04/07 / 最終更新日:2021/07/09

クラウドローンは、2020年1月にクラウドローン株式会社が提供を開始した“個人向け融資プラットフォームサービス”です。自身が希望する融資条件を入力するだけで銀行から融資のオファーが届くため、借入先を選ぶ手間を省いて融資を受けられます。

2020年から提供が開始されたサービスであり、インターネット上に口コミが少ないことから「怪しいサービスかも」「隠れたデメリットがあるのでは?」といった印象を持つ方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、クラウドローン株式会社の代表取締役・村田大輔さんに、クラウドローンの特徴についてお話を伺ってきました。

【村田大輔】
クラウドローン株式会社 代表取締役
<経歴>
2018年に株式会社UPWARDSを設立し代表取締役に就任。2020年にクラウドローン株式会社に社名変更。同年、1月より“クラウドローン”のサービスをリリース。

クラウドローンは適正金利の融資先を最速で探せるサービス

—本日はインタビューをお受けいただきありがとうございました。初歩的な質問で申し訳ないのですが、クラウドローンがどのようなサービスなのかを教えてください。

村田さん:一言で表現するなら、クラウドローンは「適正な金利の融資先を最速で探せるサービス」ですね。会員登録をして希望の条件を入力すると、利用目的に合わせた融資の提案が銀行から届くシステムになっています。

※資料提供:クラウドローン株式会社

クラウドローンはリリース後、3か月程度しか経過しておりませんが、年齢や雇用形態に関わらず幅広い層に利用していただいています。利用目的に関しては、日々の生活費を求めている方と、教育ローンやマイカーローンで500万円以上の融資を希望している方が多い傾向ですね。

—クラウドローンはどのような方が利用すべきなのでしょうか?

村田さん:クラウドローンを利用してほしいのは、銀行でマイカーローンや教育ローンを利用できる事実を知らない方です。例えば、マイカーローンを利用する時に、信販系提携ローンだと10%程度の水準に対し、銀行のマイカーローンだと2%の水準で融資を受けることが可能なんですね。

ただ、残念なことに、こうした銀行ローンを利用すれば、低金利な融資を受けられることを知らない人が多い現状があります。

私たちが行なったアンケート調査によると、特に20〜30代の多くは、銀行がマイカーローンを提供していることを知りませんでした。中高年の方に限定すると認知度が上がっているものの、銀行のマイカーローンを知っていると答えた人は全体の半分以下です。

※資料提供:クラウドローン株式会社

こうした状況はユーザーにとって、不適正と言わざるを得ませんよね。
だからこそ、クラウドローンを通して、ユーザーに適正金利のローンサービスを紹介できればと考えています。

クラウドローンのメリットとは?

—ホームページを拝見させていただきましたところ、審査通過率の高さが強みとのことですが、どれくらいの人が提案を受けていますか?

村田さん:現在は利用者の6〜7割の方が銀行から提案を受けていて、そこから審査に進んでもらっています。審査通過率で言うと、恐らく従来の比較サイトよりは高い水準が結果として出てきています。

クラウドローンでは、適正な金利で融資をしてくれる銀行を自身で探す必要がないうえに、1社1社に個人情報を申告して審査の回答を引き出す必要がありません。

銀行から提案を受ける仕組み上、融資の可能性がないローンに申し込む必要がなくなるので、高い審査通過率を実現できているんだと思います。

—なるほど、確かに融資の可能性がないローンに申し込むのはユーザーとってデメリットになりますからね……。他にもあまり知られていないメリットはありますか?

村田さん:はい。実はクラウドローンに会員登録をしても、1つ1つの金融機関に申し込むわけではないので、個人信用情報機関であるCICやJICCに履歴が残りません。

もちろん最後に利用者本人が選んだ金融機関への申込履歴は残るのですが、提案が来ない銀行に申し込みをする必要はありません。無駄に自身の信用情報を毀損することはなく銀行から適正な金利での融資を迅速に受けられます。

信用情報がローン審査に影響がないと言われることもあるのですが、実際には履歴が残っているよりも残っていないほうが、審査担当者からすると印象が良いです。

1か月間に3つくらいの申込履歴が信用情報に載ると、審査担当者から「本当にお金に困っているんだな」と見られる傾向があるので、申込履歴を残さないほうが良いですよね。

クラウドローンに違法性や危険性はない

—クラウドローンは新しいサービスなので、インターネット上の口コミが多くありませんよね。利用者側としては不安を感じる点だと思いますが、クラウドローンに違法性や危険性はないのでしょうか?

村田さん:クラウドローンに違法性や危険性はありません。実際に、お客様に納得して利用してもらうために2つの取り組みを行なっています。

1つ目は、10か月ほどの期間を要して、金融庁に「事前法令適用確認」をとったことです。
「BtoCのプラットフォームを事業として提供して良いのか?」「法令の適用内に収まっているのか?」という点を金融庁に確認できたので、クラウドローンの公式サイトに情報を掲載させてもらっています。

※引用元:クラウドローン株式会社「公式サイト」

2つ目は、参画している銀行さんのブランド力をお借りすることですね。私たちは1円も融資せず、あくまで利用者の方は銀行から融資を受ける形になります。

融資を増発するプラットフォームに不安を抱える人も多いので、クラウドローンを提供するにあたっては、「いかに安心感を得てもらえるか?」という点を常に意識していますね。

—提携銀行に怪しい業者が潜ることはありませんか?

村田さん:提携する金融機関は、私たちが厳しい目で「参画してもらうべきか?」と確認しているので、法人や個人かわからない怪しい業者と提携することは絶対にありませんね。それに、私たちが提携するのは基本的に銀行なので、利用者の方々にも安心して利用してもらえると考えています。

今後の展望

—今後は他の金融機関とも提携していく予定はありますか?

村田さん:多くの利用者にオファーが届くように、現在は年内に30行ほどの銀行と提携するつもりで動いています。
現状ですと、居住エリアや利用目的によってはまだ対応できていない状態なので、そうした場合には銀行からの提案が届かない可能性もありますからね。各都道府県で最低でも1行ずつ銀行さんと提携して、対応できるエリアや資金使途を拡大させることで、より多くの方にクラウドローンを利用してもらいたいです。

また、銀行との提携拡大と同時に対応できる資金使途を広げていければと考えています。

例えば、現在のクラウドローンでは教育ローンとマイカーローンのみですが、銀行が提供するローン商品には、介護や医療、旅行などに使えるローン商品もありますよね。

私たちがプラットフォーマーとしてさまざまなローン商品を取り扱うことで、銀行ローンがお客様の目的に寄り添えるような仕組みを作っていきたいと思っています。

まとめ

代表取締役の村田さんにお話を伺った結果、クラウドローンは金融庁に事前法令適用確認をとっており、危険性や違法性がないサービスであることが分かりました。

会員登録をすると銀行から低金利な融資のオファーが自動的に送られるだけでなく、複数の金融機関に申し込む手間やリスクが必要ないため、利用者にとってメリットがあるサービスと言えますよね。

また、村田さんによれば、提携先の銀行を増やして対応できるエリアや利用目的を拡大する予定とのことでした。それが実現すれば、より適正な融資を提案できるプラットフォームになるでしょう。

教育や自動車に関わる資金にお困りの方は、銀行から適正な融資の提案を受けるために、クラウドローンの無料会員登録を検討してみてはいかがでしょうか?

<文/取材 岡田捷吾>
<撮影 HITOMI KAMATA(@hmtk99)>
<編集 石川真太郎(@WEB_editor3)>

※この記事の取材は新型コロナ流行前に行っています。