ビジネスローン(事業者ローン)で事業資金を借りる方法

更新日:2022/05/23

ビジネスローンの利用を考えた場合、金利の高さが気になりますよね。審査が進みやすく、最短即日融資が可能だとしても、金利が高くて手を出せない法人代表者や個人事業主の方も多いと思います。

実際にビジネスローンの金利を比較してみると、銀行のビジネスローンには低金利な商品が存在します。しかし、最短即日融資が可能なノンバンクのビジネスローンでは、利用者が返済不能となった場合の損失を最低限に抑えるために、高い金利が設定されています。

ビジネスローンで即日融資を受けたい人は、低金利な商品を利用することができません。とはいえ、即日融資可能なノンバンクのビジネスローンを利用する場合でも、利息を抑えるコツがあります。

高金利な商品でも利息を抑えられるため、「即日融資を受けたい」「審査に不安がある」という人は、金利を除いたメリットとデメリットも踏まえたうえ、ビジネスローンの利用を検討しましょう。

事業資金を調達できる低金利なビジネスローン(事業者ローン)は存在する

金利が高い印象のあるビジネスローンですが、なかには低金利な商品も存在します。消費者金融やクレジット会社などのノンバンクと比べると、銀行が用意しているビジネスローンは低金利な商品といえます。

銀行やノンバンクが用意しているビジネスローン(事業者ローン)の金利比較は、下記の通りです。

【銀行のビジネスローンの金利比較表】
ビジネスローン商品 金利(実質年率)
三菱UFJ銀行ビジネスローン 融活力 年2.35%~9.0%
三井住友銀行 ビジネスセレクトローン 年2.125%~(変動金利の場合。固定金利、各種金利優遇制度もあります。)
みずほ銀行 みずほスマートビジネスローン ※金利は借り入れ準備完了後に個別案内
千葉銀行 ビジネスローン・ミニ 年4.00%~(変動金利)
横浜銀行 〈はまぎん〉スーパービジネスローン 固定金利:年2.75%~
変動金利:年2.95%~
きらぼし銀行 スモールビジネスローン 年4.0%~9.0%
【ノンバンクのビジネスローンの金利比較表】
ビジネスローン商品 金利
アイフルビジネスファイナンス ビジネスローン 年3.1%~18.0%
オリックスビジネスローン(商品名:オリックスVIPローンカード BUSINESS) 年6.0%~17.8%
プロミス自営者カードローン 年6.3%~17.8%
CREST for Biz(クレスト フォービズ) 年6.0%~18.0%
ビジネスパートナー スモールビジネスローン 年9.98%〜18.0%

銀行のビジネスローンには、下限金利が低く、上限金利も年9.0%という低金利な商品があります。ただし、銀行のビジネスローンでは、ノンバンクのビジネスローンと比べて審査が厳しく行われるうえに、即日融資に対応していません。

最短即日融資に対応しているのは、上限金利が年18.0%前後に設定されているノンバンクのビジネスローンだけです。そのため、ビジネスローンを探している人は、最短即日融資可能かつ低金利な商品はないと覚えておきましょう。

ビジネスローンで事業資金を調達した場合のシミュレーション

ビジネスローンの利用を検討している人は、実際に支払う金利による利息を確認しましょう。ビジネスローンから事業資金を調達した場合の返済シミュレーションは、下記の通りです。

【融資額100万円を12か月で返済する場合】
金融機関 毎月の返済金額 返済総額
ノンバンク
(年金利:18.0%)
91,679円 1,100,153円
銀行
(年金利:9.0%)
87,451円 1,049,414円

※実際に支払う利息と異なる場合があります。

【融資額500万円を60か月で返済する場合】
金融機関 毎月の返済金額 返済総額
ノンバンク
(年金利:18.0%)
126,967円 7,617,989円
銀行
(年金利:9.0%)
103,791円 6,227,477円

※実際に支払う利息と異なる場合があります。

100万円を12か月で完済する場合は、毎月の返済金額の差額が4千円ほどであり、返済総額の差額も5万円程度に収まっています。

しかし、500万円を60か月で返済した場合、毎月の返済金額の差額が20万円を超え、返済総額の差額は140万円近く開いてしまいました。

ビジネスローンでは、借入金額が大きくなればなるほど、金利による利息が膨んで返済総額に差が生まれます。

他の資金調達方法と比べてビジネスローンの金利相場は高い

ビジネスローンの金利相場は、他の資金調達方法と比べて高く設定されています。他の資金調達方法とビジネスローンの金利相場の比較は、下記の通りです。

【他の資金調達方法とビジネスローンの金利相場の比較例】
調達方法 金利相場
銀行 年1.0%~3.5%
日本政策金融公庫 年1.0%~3.0%
ビジネスローン 年3.1%~18.0%

ビジネスローンの金利相場を銀行や日本政策金融公庫と比べると、上限金利に大きな差があります。そのため、ビジネスローンで事業資金を調達した場合、他の資金調達方法よりも利息を支払わなければなりません。

ビジネスローンなら無担保・無保証人で申し込めるうえに、ノンバンクの商品であれば、最短で即日融資も可能です。しかし、利息を抑えて事業資金を調達したい人には、高金利なビジネスローンの利用は適していません。

なお、低金利な調達方法を検討したい人は、「事業資金の金利相場を徹底解説!実際に支払う利息はどれくらい?」の記事を参考にしてみてください。

ビジネスローンの金利が高い理由

ビジネスローンが他の資金調達方法よりも高金利なのは、下記の理由からです。

【ビジネスローンの金利が高い理由】
  • 融資を急いでいる人の申し込みが多い
  • 銀行や公的機関の審査に通らない人の申し込みが多い

「融資を待てない」「銀行や公的機関の審査に通らない」といった人が、ビジネスローンに申し込む傾向があります。そのため、ビジネスローンでは、金利を高く設定して、利用者が返済不能になってしまった場合の損失を最低限に抑えているのです。

ビジネスローンの利用を検討している人は、金利が高く設定されていることを踏まえて、金利を優先する場合は他の資金調達方法を検討しましょう。

なお、不動産担保ローンであれば、最短数日で事業資金を調達できる可能性があります。たとえば、セゾンファンデックスが提供する不動産担保ローンの金利は、年2.6%~3.6%(変動金利)と、銀行系ビジネスローンと同程度です。

また、申し込みから最短3日で審査が完了するため、急ぎで事業資金を調達したい人にも向いています。担保となる不動産を持っている人は、ビジネスローンだけではなく、セゾンファンデックスの不動産担保ローンを検討してみてください。

融資を急いでいる人の申し込みが多い

ビジネスローンの金利が高い理由は、融資を急いでいる人の申し込みが多いからです。

審査に2週間から3か月かかってしまう他の資金調達方法と比べて、ビジネスローンのなかには最短即日で審査が完了する商品があります。ビジネスローンでは最短で即日融資に対応するために、時間をかけて審査を行うことができません。

つまり、審査時間が短いビジネスローンでは、貸倒れリスクのある申込者に融資をしてしまう場合があるのです。そのため、利用者が返済不能になってしまった場合の損失を最低限にするために、ビジネスローンの金利を高く設定しています。

審査に時間がかかっても企業や事業の資金繰りに問題がない人は、ビジネスローンで低金利な商品を求めずに、銀行融資や日本政策金融公庫から低い金利で融資を受けましょう。

銀行や公的機関の審査に通らない人の申し込みが多い

ビジネスローンの金利が高い理由は、銀行や公的機関の審査に通らない人の申し込みが多いからです。

銀行や日本政策金融公庫と比較すると、ビジネスローンの審査は通りやすい傾向があります。つまり、ビジネスローンの申込者には、他の金融機関の審査に通らない返済能力の低い人が多いのです。

返済能力の低い人は貸倒れリスクが高いため、ビジネスローンは金利を高く設定して、貸倒れた場合の損失を最低限にする必要があります。

審査条件が厳しくても審査に通る可能性がある人は、ビジネスローンで低金利の商品を求めずに、銀行融資や日本政策金融公庫が用意している低金利の融資を検討しましょう。

ビジネスローンの利息を抑えるコツ

ビジネスローンの金利は、他の資金調達方法よりも高く設定されています。しかし、ビジネスローンでは、毎月の返済額を増やすことで、金利によって発生した利息を抑えられます。

ビジネスローンの返済額を増やした場合のシミュレーションは、下記の通りです。

【500万円を返済する場合の利息シミュレーション】
年金利 毎月の返済額 返済期間 利息総額
18.0% 126,967円 60か月 2,617,989円
18.0% 249,620円 24か月 990,881円
9.0% 158,998円 36か月 723,931円

※実際に支払う利息と異なる場合があります。

500万円を年金利18.0%で60か月かけて返済した場合、利息総額は2,617,989円まで膨らみます。しかし、毎月の返済額を約24万円に増やすことで、利息総額が160万円ほど減り、返済期間も3年間(36か月)短縮できています。

ビジネスローンから資金を調達する予定の人は、毎月の返済額を可能な限り増やして、利息負担を減らしましょう。

金利以外のビジネスローンのメリットとデメリット

ビジネスローンの利用を検討している人は、金利以外のメリットとデメリットを把握しましょう。ビジネスローンには、金利の高さ以外にもメリットやデメリットがあるからです。

【金利を除いたメリットとデメリット】
メリット デメリット
・最短で即日融資が可能
・他の調達方法と比べて審査に通りやすい
・担保も連帯保証人も不要
・24時間コンビニATMから借入が可能
・無計画に使ってしまう危険性がある
・自動審査のため数字のみで判断される
・大手金融機関からの提供が少ない

ビジネスローンのメリットは、担保や連帯保証人が不要なため、資産がなくて頼れる人がいない場合でも、審査に通って借り入れできる点です。さらに、24時間コンビニATMからの借り入れが可能なため、資金が不足したタイミングでお金を借りられます。

「必ず借りれるビジネスローン」は存在しませんが、他の調達方法よりも審査に通りやすい点もビジネスローンのメリットです。

一方、ビジネスローンのデメリットとしては、契約に設定された限度額の範囲で何度でも借り入れできるため、計画性のない人には不向きな点が挙げられます。

ビジネスローンの利用を検討している人は、メリットとデメリットを把握したうえ、利用目的にふさわしいかを再検討しましょう。

なお、アイフルビジネスファイナンスのビジネスローンであれば、最短即日融資に対応しています。確定申告書や決算書などの書類を提出すれば申し込めるため、ビジネスローンの利用を検討している人は、アイフルビジネスファイナンスの利用を検討してみてください。