小学校の入学準備費用にはいくら必要?お金がない時は就学援助制度の利用を検討しよう!

はじめまして、卯野ハンナと申します。

普段は、「過ぎし子育ての日々はほぼ笑い話」というブログで、子育ての笑い話&お役立ち系の記事を書いています。

今回は、小学校入学準備の節約のポイント+子どもの面白い反応つきで書かせていただきました。

小学校の入学準備に、先輩ママから「最低10万円!」と、何人にも言われてきました。

「はーーー???10万円!!!」

小学生って、一番お金を貯められる時期じゃないの?

小学生のうちに、できるだけ貯金しましょうって、ファイナンシャルプランナーの先生方が、よくテレビで言っているよね??

※ちなみに私もファイナンシャルプランナー3級の資格だけは取得しております。

ランドセルは、ある程度かかったとしても、それ以外は、きっとあまりかからないだろう・・・

そう思っておりましたが、本当に早い段階で10万円を超え、この時期は入学準備以外にも、お金がかかるので、青ざめました。

実際に我が家でかかった物

我が家の入学準備で、実際にかかった費用の内訳をご紹介!

ランドセル 45,000円
防災頭巾(耐熱耐火アルミ加工) 3,000円
防災頭巾カバー 1,000円
上履き 2,500円
ピアニカ 6,000円
ジャージ上下 7,500円
体操服上下 2組 9,500円
赤白帽子 500円
体操服袋 2,000円
名札類 500円
傘2本(置き傘含む) 3,000円
算数セット 3,000円
ノート類 500円
筆箱 2,000円
文房具一式(鉛筆・消しゴム・定規など) 2,000円
クーピー 1,500円
小袋 数枚 2,000円
引き出し 1,000円
ねんど類 1,200円
ランチグッズ(クロスや箸)一式 2,000円
歯磨きセット 700円
入学式用フォーマル一式(リサイクルショップ利用) 4,000円
親用のフォーマルスリッパ×2 3,000円
鉛筆削り 2,000円
お名前スタンプ&インク 1,000円
雑巾 200円
合計 106,600

この時点で、ランドセルを含め、106,600円です!!!

我が家では、はさみ・クレヨン・上履き袋・袋物・水筒などは、保育園の物をそのまま利用しました。防犯ブザーは学校からいただけたので、助かりました。

余談ですが、2月、3月の出費はここだけじゃないですよ。3月には保育園の卒園があるため、卒業関連のお金が発生します。

我が家が実践した節約方法

どうしても卒業・入学シーズンは、大きな金額が出ていきます。

入学準備品にかかる出費を抑えようとするならば、「これにはお金をかける価値があるもの!」と「これにはお金をかける必要がないもの!」を分けることが大切です。

購入前によく検討して、ここだけは譲れないといったポイントを、整理しましょう。

お金をかける価値があるもの!

①鉛筆と消しゴムだけは、メーカー品を使いたい

私、イラストを描くから、文房具の良し悪しが、手の疲れや、集中力に影響すると、実感しています。やはり、古くからの老舗の商品(トンボ・ユ二)は、疲れにくく書きやすいです。

②登校の運動靴と、上履きだけはしっかりしものを履かせたい

ここもやっぱり譲れない。特に上履きは、小学生が一日の中で一番長い時間を履いている靴です。まだまだ成長段階ですので、かかとのしっかりしたものを履かせたい。

③時間がかかるなら、袋物も市販のものを買う

私は、手芸が好きです。でも、生地を選んで、採寸して、ミシンをかけて・・・といった行動を、人件費としてとらえた時に、市販品を買った方が安上がりだと感じたため、購入に至りました。ちゃかちゃかイメージで作れる人は、もちろん手縫いの方が安上がりです。

 お金をかける必要がないもの!

お下がりでそろえられる物は、ありがたくいただく

物によって、若干デザインは異なりますが、6年間使用しても美品の物はありますし、小学生ってすぐに大きくなるので、たいして着ていないジャージなどは本当にありがたいです。

②保育園時代の物でも、使えるものはそのまま使う

水筒、クレヨン、はさみ、袋物・・・など、状態が良ければそのまま使います。

③100円均一でも十分と思うものは極力利用します

定規、クリアファイル、下敷き、ぞうきん・・・100円均一でも十分です。逆にシンプルで使いやすい場合もあります。

この時期は極力、クレジットカードの一括払いを利用して、ポイントを貯めました。

ランドセルは早割を意識して、6月に資料を取り寄せ、7月には注文し、15000円引きで購入できました。

卒園式のフォーマルウェアや靴も、親子ともにリサイクルショップを活用し、1万円以内に抑えました。どれもクレジットカード払いです。ちょっとしたことですが、お試しあれ。

いつごろから準備した方がいい?

ランドセルを安価で購入したい場合は、早割を利用しましょう。ランドセルの早期割引は、5~11月に掛けて行われるので、割引を狙う方は早めの購入がおすすめです。

一方で、細かい物は、学校が指定する場合もあるので、1月か2月の説明会以降が良いです。

たとえば、のりは液体がいい、鉛筆は2Bで、消しゴムの大きさはこのくらい、5本ではなく6本入る筆箱がいい・・・など、「え、そんな事まで気にしないといけないの?」と思う事を学校が指定してくるかもしれません。

また、キャラクター物が、禁止されている学校もあります。でも、よく考えたら「シンプルで使いやすい物」が一番ですよ。

小学校1年生の集中力は、とても短いです。かわいい鉛筆、消しゴムを使っているだけで、気が散ってしまいます。

隣の子が使っていても、気になります。学校は勉強するところですし、保護者も「楽しく勉強してほしい」と願いますよね。

文房具がかわいくて、喜ぶ子どもの姿も嬉しいですが、第一は勉強に集中できる環境を、保護者が整えてあげたいですね。

ちなみに、あまり入学式ぎりぎりになると、希望の物が売り切れてしまい、何件もお店をまわる羽目になるので、説明会の後は、早めに購入した方が安心です。

お金をどうやって用意するか?

すでに、最低でも10万円くらいはかかる事がわかっているので、前もって準備しておくのが一番安心です。

あとは祖父母の援助などもありがたいですね。

我が家も実際に、ランドセルは、両家で一部援助していただき、助かりました。

日々の生活でギリギリ、たよる親族もいない・・・といったご家庭もありますよね。

我が家も毎月ギリギリです。

条件を満たせば、就学援助制度というものがあります。

一時的な収入減でお困りの場合は、就学援助制度の利用も検討しては?世帯人数が多いと、該当するかも!?

就学援助制度というものは、ご存知ですか?

我が家は、死別の母子家庭です。この立場になって、やっとこの制度を理解しました。

毎年お便りはいただいていましたが、ずっと他人事でした。

就学援助制度とは、学校に必要な学用品費や給食費を、市区町村で補助してくれる制度です。

生活保護世帯やひとり親世帯だけが、利用できると思われがちですが、世帯の人数に対して世帯全体の所得金額が低い場合は制度を利用できる可能性があります。

制度を受けることができれば、約4万円を補助して貰えます。ただし、市区町村によって対象の世帯や、金額が異なるので注意してください。

卒業・入学シーズンは、本当に次々とお金が出ていくので、入学準備金を用意できなくて、切実に困っているのなら、市区町村のホームページで「就学援助制度」で検索して、担当の窓口に相談に行ってみましょう。

また、教育資金全般に言えることですが、資金調達のために、どんな制度やサービスがあり、自分には受けられるものがあるのか?幼い子ども達ではわかりません。

保護者が自分から情報収集し、申請するしかありません。

私は就学援助制度を知った時、はじめは申請を迷いましたが、利用できる制度があるならそれをフルに活用して、子供の素敵な小学校生活を、全力でサポートするのが親の責任なのではないかと思いました。

最後に、子どもにかけたお金と、愛情は比例しないけど、びっくりした話

我が家は子どもが2人で姉弟です。

新入学に向けてのお買い物がはじまり、休日のたびに、娘(姉)の物が増えました。

上の子の物ばかり購入していたら、息子(弟)の反応にびっくりです。

息子のハルミチは、普段おとなしい方で、めったに大きな声を出したりしない子ですが、度重なる姉の入学準備品の品々を前にして、とうとう爆発しました。

完全に顔を床に突っ伏して、

息子「ぃやーーーーーーーーー」

と大号泣・・・な!何が起きた??

私「どっ!どうしたの???」

大声を出すので驚きましたが、それよりも泣き方が面白すぎて、思わず吹き出しそうでした。

その次の瞬間!

上半身だけガバッと起こし叫びます

息子「僕にも子どもの物買ってよーーーーーーー」

泣き方が面白すぎる・・・ダメダメ、本人本気で泣いてる。

笑うわけにはいかない!!こらえろ私!!

息子のこんな反応、はじめて見ました。

娘が6歳の時なので、息子は4歳。

もう号泣の号泣です。

私が子どもの頃は、両親も忙しく、どう見ても裕福な感じは、何一つありませんでした。

でも両親は仲が良かったし、放任主義でしたけど、大事にしてもらったと思っています。

だから、子どもにかけるお金と、子どもへの愛情は比例しません。

でもこれだけ姉ばかり、いろいろ買ってもらって、息子は自分が大事にされていないと思ったようです。

息子の入学の際は、「同じように、いろいろ小学校の物をそろえるからね」となだめ、最終的には娘にはない、ハーフバースデーのスタジオ○○○で撮影した写真(生後6か月の記念写真)を見せて、やっと落ち着きました。

私「ほーら、この6か月の時の写真は、ハルミチしか撮ってないんだよー」

息子「ほんとー!?」

自分だけ特別に撮影したと聞いて、パァァァーッとハルミチの顔が明るくなるという、わかりやすい反応。

子どもへの愛情が、かけた金額ではないと理解するのは、ずっと先ですね。

いやー、なかなかの泣きっぷりで、笑いをこらえるのが大変でした。

2番目だからなのか、男の子だからなのか、本当に反応が可愛い。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

著者 :卯野ハンナ

FP3級の知識を生かした節約や家計管理などの雑記ブログを運営しています。

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