ビジネスローンの特徴や選び方 最短即日融資の方法も紹介

更新日:2024/06/25

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事業資金を借入する方法は、主に、日本政策金融公庫のような公的機関の融資、銀行の融資(プロパー融資)、ビジネスローンが挙げられます。

この記事では、ビジネスローンについての「特徴や選び方」「最短即日で融資を受ける方法」「審査についてのよくある質問」「ビジネスローン商品9選」を記載するので、参考にしてください。

ビジネスローンとは・ビジネスローンの特徴

ビジネスローンは、事業資金の借入ができるローン商品です。ビジネスローンで借り入れた資金は、取引先への支払や、設備投資など、事業に関係することに使用できます。

申込できるのは法人経営者(法人代表者)、それに個人事業主です。ただし、融資対象は法人経営者のみ・個人事業主のみなどの場合があるので、事前に確認しましょう。

ビジネスローンの特徴は下記です。

【メリット】

  • 総量規制の対象にならない
  • 公的融資や銀行融資(プロパー融資)より、融資スピードが速いことが多い
  • 原則、無担保・無保証人で申し込みができる

【デメリット】

  • 公的融資や銀行融資(プロパー融資)より、金利相場は高い
  • 公的融資や銀行融資(プロパー融資)より、借入限度額が低い

総量規制の対象にならない

ビジネスローンは総量規制の対象外のため、年収の3分の1以上の資金調達が可能です。ただし、個人事業主については、総量規制の対象外になるのは返済能力があると判断された場合のみとなります。

公的融資や銀行融資(プロパー融資)より、融資スピードが速いことが多い

ビジネスローンの融資は、最短だと申込当日、遅くとも10日間ほどで実行されます。

ちなみに、公的機関の融資、銀行の融資(プロパー融資)だと、融資の実行まで2週間~1ヵ月以上かかる傾向があります。

原則、無担保・無保証人で申し込みができる

ビジネスローンは、原則、担保や連帯保証人はなしで申し込むことができます。ただし、銀行が提供する「金利が低めで借入限度額が高めのビジネスローン商品」に限っては、担保・信用保証協会の保証が必要です。

ちなみに、公的機関の融資、銀行の融資(プロパー融資)では、通常、担保や連帯保証人が必要とされています。

公的融資や銀行融資(プロパー融資)より、金利相場は高い

公的機関や銀行の融資(プロパー融資)と比べると、ビジネスローンの金利は高めと言えます。上限金利をみると、日本政策金融公庫では年0.3~2%台、銀行の融資(プロパー融資)では年2%台であることが多いですが、ビジネスローンでは年10%前後〜18.0%ほどだからです。

ビジネスローンの金利が高いのは、公的機関や銀行の融資(プロパー融資)の審査に通らなかった人の申込が多いためと言えるでしょう。金利を高く設定することで、利用者が返済不能になった場合の損失を最低限に抑えているのです。

低金利での借入を希望する方は、まずは、公的機関や銀行の融資(プロパー融資)の利用を検討してください。

公的融資や銀行融資(プロパー融資)より、借入限度額が低い

公的機関や銀行の融資(プロパー融資)と比べると、ビジネスローンでの借入限度額は少なめです。日本政策金融公庫は7,000万円程度、銀行は1億円程度までの借入限度額設定が可能となっています。一方、ビジネスローンは数百万円程度、高くても1,000万円程度までのの借入限度額設定です。

希望借入額が500万円以上の方は、まずは、公的機関や銀行の融資(プロパー融資)の利用を検討するのがいいでしょう。

ビジネスローンの選び方

ビジネスローンとひとくちに言っても、融資までにかかる時間や金利など、それぞれ設定が異なります。下記ポイントを比較して、より自分に適したビジネスローンを選びましょう。

  • 申込条件
  • 融資時間
  • 金利
  • 利用限度額

特にビジネスローンの申込前には、申込条件の確認が大切です。法人経営者(法人代表者)や個人事業主であること以外に、下記のような申込条件が設定されているケースがあります。

  • 業務歴年数(事業開始から2年以上など)
  • 年商
  • 年齢制限
  • 地方銀行の場合は、特定地域での事業展開や居住

ビジネスローン7選

申込条件 融資時間 金利(年利) 利用限度額
GMOあおぞらネット銀行「ビジネスローン あんしんワイド」 法人 2営業日 年0.9%~14.0% 10万~1,000万円
AGビジネスサポート(旧アイフルビジネスファイナンス) 法人・個人事業主 最短即日 年3.1%〜18.0% 50万~1,000万円
セゾンファンデックス「事業者向け 不動産担保ローン」 法人・個人事業主(日本国籍または永住許可を有する方) 最短1週間 年2.75%〜9.9% 100万円〜5億円
PayPay銀行ビジネスローン 法人・個人事業主 最短5営業日 年1.8%〜13.8% 10万円~1,000万円
静岡銀行ビジネスローン 「しずぎんビジネスクイックローン」 法人・個人事業主 翌営業日以降 年4.0%〜14.9% 〜500万円
東京スター銀行「スタービジネスカードローン」 法人・個人事業主 1週間〜2週間 年4.5%~14.5% 50万~1,000万円
オリックス「VIPローンカードBUSINESS」 ・法人格を有する事業の代表者(20歳〜69歳)
・業歴1年以上の個人事業主
最短即日 年6.0%〜17.8% 50万~500万円

GMOあおぞらネット銀行「ビジネスローン あんしんワイド」

商品名 あんしんワイド
申込条件 法人
融資時間 最短2営業日
金利(実質年率 年0.9%〜年14.0%
利用限度額 10万円〜1,000万円
資金使途 事業資金
担保・連帯保証人 不要
公式ページ GMOあおぞらネット銀行「あんしんワイド

AGビジネスサポート(旧アイフルビジネスファイナンス)

商品名 事業者向けビジネスローン
申込条件 法人・個人事業主
融資時間 最短即日
金利(実質年率 年3.1%~18.0%
利用限度額 50万円~1,000万円
資金使途 事業資金
担保・連帯保証人 不要
公式ページ AGビジネスサポート「事業者向けビジネスローン

セゾンファンデックス「事業者向け 不動産担保ローン」

商品名 事業者向け不動産担保ローン
申込条件 法人・個人事業主(日本国籍または永住許可を有する方)
融資時間 最短1週間
金利(実質年率 年2.75%〜9.9%
利用限度額 100万円〜5億円
資金使途 事業資金
担保・連帯保証人 不動産担保は必要、保証人は不要
公式ページ セゾンファンデックス「事業者向け 不動産担保ローン

PayPay銀行ビジネスローン

商品名 ビジネスローン
申込条件 法人・個人事業主
融資時間 最短5営業日
金利(実質年率 1.8%〜13.8%
利用限度額 10万円~1,000万円
資金使途 事業資金
担保・連帯保証人 不要
公式ページ PayPay銀行「ビジネスローン

静岡銀行ビジネスローン 「しずぎんビジネスクイックローン」

商品名 しずぎんビジネスクイックローン
申込条件 法人・個人事業主
融資時間 翌営業日以降
金利(実質年率 年4.0%〜14.9%
利用限度額 〜500万円
資金使途 事業資金
担保・連帯保証人 不要
公式ページ 静岡銀行「しずぎんビジネスクイックローン

東京スター銀行「スタービジネスカードローン」

商品名 スタービジネスカードローン
申込条件 法人・個人事業主
融資時間 1週間〜2週間
金利(実質年率 4.5%~14.5%
利用限度額 50万~1,000万円
資金使途 事業資金
担保・連帯保証人 不要
公式ページ 東京スター銀行「スタービジネスカードローン

オリックス「VIPローンカードBUSINESS」

商品名 VIPローンカードBUSINESS
申込条件 ・法人格を有する事業の代表者(20歳〜69歳)
・業歴1年以上の個人事業主
融資時間 最短即日
金利(実質年率 6.0%〜17.8%
利用限度額 50万~500万円
資金使途 事業資金
担保・連帯保証人 不要
公式ページ オリックス「VIPローンカードBUSINESS

最短即日でビジネスローンの融資を受ける方法

ビジネスローンを最短即日で借入したい方は、できるだけ即日で融資を受けられるように、下記を参考にして申し込みましょう。
・ 即日融資に対応するビジネスローンに、昼前までに申し込む
・ 書類は不備がないように準備

即日融資に対応するビジネスローンに、昼前までに申し込む

即日での借入を希望するなら、即日融資に対応しているビジネスローン※に申し込みましょう。ビジネスローンには、即日融資に対応する商品と、対応しない商品があります。信販・クレジットカード会社、消費者金融などが提供するノンバンク系ビジネスローンは即日融資に対応していることが多く、銀行の提供する銀行系ビジネスローンは即日融資に対応していないことが一般的です。

また、即日でビジネスローンからの借入を希望するなら、昼前までに申し込みましょう。ビジネスローンの審査は、審査対象の会社が営業している時間内に必要情報の確認をする傾向にあり、午後に申し込むと、その日のうちに審査が完了しない可能性が生じやすくなるためです。

※即日融資に対応していても、審査の進行状況、申込の混雑状況によっては、その日のうちの借入ができない場合もあります。

書類は不備がないように準備

即日でビジネスローンからの借入を希望するなら、書類は不足がないように、事前に準備しておくのがいいでしょう。ビジネスローンの申込時に提出を求められる書類は多く、公的機関で発行してもらう必要のある書類もあります。書類に不備があると、審査が途中で止まり、即日での借入が難しくなるケースもあるでしょう。

【ビジネスローンの申込時に提出を求められる書類の例】

  • 決算書
  • 確定申告書
  • 本人確認書類
  • 収入証明書
  • 事業計画書
  • 資金計画書
  • 財務諸表
  • 借入計画書
  • 登記簿謄本
  • 青色申告決算書

ビジネスローンの審査についてのよくある質問

ビジネスローンの審査は甘い?

ビジネスローンの審査は、公的機関の融資や銀行の融資(プロパー融資)と比べると、緩やかな傾向があると言えるでしょう。

銀行融資(プロパー融資)は、保証会社などの保証を受けずに融資が行われます。利用者からの返済が滞ると、銀行は損害をこうむるため、審査は厳格です。一方、ビジネスローンは保証会社や信用保証協会などの保証を受けたうえで融資が行われます。たとえ返済が滞っても金融機関には損害はないため、銀行融資(プロパー融資)と比べると、審査は緩やかな傾向にあると言えるのです。

なお、ビジネスローンは総量規制の対象外のため、総量規制に抵触するかどうかの確認をしないで融資を行えます。その点も、ビジネスローンの審査が緩やかな要因のひとつと言えるでしょう。

赤字でもビジネスローンで借入できる?

赤字の会社でも、赤字になった理由次第ではビジネスローンでの借入が可能です。ビジネスローンでは、会社のさまざまな面をみて、融資するかどうかを決めます。たとえば赤字の理由が設備投資であれば、今後利益が上がる可能性があると判断してもらえる場合があり、その場合には借入できるでしょう。

ビジネスローンを借りると、銀行融資(プロパー融資)を受けれなくなる?

法人がビジネスローンを借りると、今後の銀行融資(プロパー融資)の審査に影響する可能性があります。ビジネスローンで借入を行うと、法人の場合、決算書に借入先を記載することが必要だからです。

今後、銀行融資(プロパー融資)の審査を受ける可能性がある法人は、ビジネスローンで借入するのは必須の場合のみにしてください。