専業主婦がお金を借りる方法 収入なしでも申込できる?

更新日:2024/09/13

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通常、金融機関が融資するのは、収入などの情報から申込者に返済能力があると判断できる時のみです。しかし、収入のない専業主婦でも、お金を借りる方法はあります。

この記事では、専業主婦がお金を借りるための「審査なしの方法※」と「審査ありの方法※」を紹介するので参考にしてください。

審査の有無※
クレジットカードのキャッシング機能(現時点で所持している場合のみ) なし
質屋 なし
生命保険や損害保険の契約者貸付 なし
ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付 なし
配偶者貸付に対応している銀行カードローン あり

※借入申込者(専業主婦)の審査の有無

この記事は、専業主婦への借入を推奨するものではありません。必須時以外の借入は控えましょう。

クレジットカードのキャッシング機能(現時点で所持している場合のみ)

クレジットカードのキャッシング機能とは、クレジットカードに付帯されているキャッシング枠の範囲内で借入ができるシステムのことです。高校生を除く18歳以上、収入のある方であれば申し込めます。

キャッシング機能付きクレジットカードをお持ちであれば、キャッシング機能を利用でき、借入申込者の審査なしで、今すぐに借入可能です。

キャッシング機能を利用しての借入は、ATMや銀行振込で行う形です。ショッピング枠の利用額によってはキャッシング枠に利用制限がかかることがあるため注意しましょう。

キャッシング機能を利用して借りたお金には、所定の金利に応じた利息がかかります。金利はクレジットカードごとに異なるため、事前に確認してください。

キャッシング枠の有無や金利の確認などについては、カード会社の公式サイトやアプリでご確認いただけます。

なお、現時点でキャッシング機能付きクレジットカードをお持ちでない場合は、クレジットカードのキャッシング機能以外の借入方法を検討しましょう。収入のない専業主婦がクレジットカードを新たに作っても、キャッシング枠を付けられない可能性が高いためです。

質屋

質屋は、貴金属やブランド品などの財産的価値のある品物を預けることによって、お金を借りることができる店舗です(※1)。20歳以上(※2)で財産的価値のある品物を預けられる人なら、大手の質屋を利用でき、借入申込者の審査なしで、申込当日に借入できる可能性があります。

質屋に品物を持っていくと、当日中に借入可能金額が提示されることが一般的です。借入中には、質料という名の、利息と保管料がかかります。質料は他の金融機関の利子よりも高いです。

決められた期限までに返済しないと、持ち込んだ物は質屋の所有物となるため注意してください。

(※1)質屋では、物を預けての借入する以外に、物を売ることも可能です。
(※2)18歳または19歳以上とする場合もあります。

生命保険や損害保険の契約者貸付

生命保険や損害保険の契約者貸付とは、保険の解約返戻金を担保にして、担保の80%ほどの金額を上限に、保険会社から借入できる制度です。解約返戻金とは、保険契約中に解約した際に戻ってくるお金のことで、貯蓄性のある終身保険や養老保険を契約している場合に発生します。

生命保険や損害保険の契約者本人であれば、契約者貸付を利用でき、借入申込者の審査なしで、申込当日に借入できる可能性があります。

契約者貸付では、将来受け取る解約払戻金が担保となるため、貸付の契約時に保険の解約は不要です。ただし、返済が遅れると保険を強制解約されてしまう危険性があるため注意しましょう。

※契約者貸付の対象となる年齢、借入可能な金額、金利や返済期限は、保険会社や商品によって異なるため、事前に確認してください。

貯金担保自動貸付・定期預金担保貸付

貯金担保自動貸付・定期預金担保貸付は、定期預金を担保にして、担保の90%ほどの金額を上限に、金融機関から借入できる制度です。

定期預金を持っている人であれば※、貯金担保自動貸付・定期預金担保貸付を利用でき、借入申込者の審査なしで、申込当日に借入できる可能性があります。

預金が担保となることから、借入中に定期預金の解約はできません。返済が遅れると定期預金から引かれます。

※担保貸付の対象となる預金種類、対象年齢、借入可能な金額、金利や返済期限は金融機関ごとに違うため、事前に確認してください。

セブン銀行カードローン

実質年率 12.0%〜15.0%
借入限度額 300万円(新規申込は50万円)
最低借入額 1,000円
最小借入単位 1,000円単位
提携ATM セブン銀行。セブン銀行以外のATMではお借入できません。
主な借入対象 社会人・アルバイト・パートなど
審査時間 最短翌日(Myセブン銀行申込)
スマホアプリ Myセブン銀行
土日祝日 対応
無人契約機
郵送物なし 可能
在籍確認の電話 原則なし
カードレス
担保・連帯保証人 不要
遅延損害金(年率) 不要
返済期間
返済回数

イオン銀行カードローン

実質年率 年3.8%~年13.8%
借入限度額 800万円
最低借入額 1,000円
最小借入単位 1,000円単位
提携ATM 三菱UFJ銀行・みずほ銀行・E-net・ローソン銀行・ゆうちょ銀行など
主な借入対象 社会人・アルバイト・パートなど
審査時間 −(公式に記載なし)
スマホアプリ スマッとATM
土日祝日 対応
無人契約機
郵送物なし 不対応
在籍確認の電話 あり
カードレス 不対応
担保・連帯保証人 不要
遅延損害金(年率) 14.5%
返済期間
返済回数

PayPay銀行カードローン

実質年率 年1.59%~年18.0%
借入限度額 1,000万円
最低借入額 1円
最小借入単位 1円単位
提携ATM セブン銀行・ローソン銀行・イオン銀行
主な借入対象 社会人・アルバイト・パートなど
審査時間 最短翌日
スマホアプリ ローンアプリ
土日祝日 不対応
無人契約機
郵送物なし 対応
在籍確認の電話 あり
カードレス 対応
担保・連帯保証人 不要
遅延損害金(年率) 20.0%
返済期間
返済回数

SBI新生銀行カードローン

実質年率 年4.5%~年14.8%
借入限度額 500万円
最低借入額 1,000円
最小借入単位 1,000円単位
提携ATM イオン銀行・セブン銀行・E-net・ローソン銀行など
主な借入対象 社会人・アルバイト・パート・大学生や専門学校生など
審査時間 最短翌日
スマホアプリ SBI新生銀行L
土日祝日 対応
無人契約機
郵送物なし 不対応
在籍確認の電話 あり
カードレス 不対応
担保・連帯保証人 不要
遅延損害金(年率) 20.0%
返済期間 5年
返済回数 60回

楽天銀行スーパーローン

実質年率 1.9%~14.5%
借入限度額 800万円
最低借入額 10,000円
最小借入単位 1,000円単位
提携ATM 三井住友銀行・みずほ銀行・セブン銀行・E-net・ローソン銀行・イオン銀行など
主な借入対象 社会人・アルバイト・パート・大学生や専門学校生・専業主婦など
審査時間 最短当日〜2営業日
スマホアプリ 楽天銀行アプリ
土日祝日 不対応
無人契約機
郵送物なし 不対応
在籍確認の電話 原則あり
カードレス 不可
担保・連帯保証人 不要
遅延損害金(年率) 19.9%
返済期間
返済回数

横浜銀行カードローン

実質年率 年1.5%~年14.6%
借入限度額 1,000万円
最低借入額 1,000円
最小借入単位 1,000円単位
提携ATM 横浜銀行・セブン銀行・E-net・ローソン銀行・イオン銀行・ゆうちょ銀行など
主な借入対象 社会人・アルバイト・パートなど
審査時間 最短即日
スマホアプリ はまぎん 365
土日祝日 不対応
無人契約機
郵送物なし 不対応
在籍確認の電話 あり
カードレス 不対応
担保・連帯保証人 不要
遅延損害金(年率) 18.0%
返済期間
返済回数

銀行カードローンの配偶者貸付の利用に関する、注意点・知っておきたいこと

借入をする前には配偶者に相談しよう

専業主婦が銀行カードローンの配偶者貸付を利用する時には、配偶者に必ず相談しましょう。収入がない状態で毎月の返済をすると家計は圧迫されます。場合によっては返済を滞らせてしまうこともあるかもしれません。配偶者に内緒で借入をして、しかも返済ができないタイミングで配偶者に借入を知られると、家庭内トラブルに発展する可能性が高いと言えます。トラブル防止のためにも、配偶者には必ず事前に相談しましょう。

配偶者貸付で審査に通りやすくする方法

専業主婦が配偶者貸付の審査に通りやすくしたい場合には、申請する利用希望額をできるだけ低くしましょう。専業主婦は収入がないことから返済能力が高いとは判断してもらえないため、申請する利用希望額が高いと審査に通りにくいのです。たとえば、申請する利用希望額を10万円程度にすると、比較的審査には通りやすくなると言えるでしょう。利用希望枠が10万円程度でも、審査通過後に設定される借入上限額は30万円程度になることもあります。

専業主婦の借入限度額は最大でも50万円

専業主婦が銀行カードローンの配偶者貸付を利用して1社から借入できる上限額は、通常、多くても50万円です。1社から50万円以上の借入を希望する場合、配偶者の収入証明書を提出することで可能になる場合があります。必要に応じて、借入先のサービス窓口に事前相談をしましょう。

配偶者の勤務先に在籍確認の電話連絡は行われない

配偶者貸付には、専業主婦が自分名義で申し込みます。そのため、配偶者の勤務先に在籍確認の電話連絡が行われることはありません。在籍確認は申込者が本当に働いているかどうかを確かめるために行われるもので、申込者以外は、在籍確認の対象外だからです。配偶者貸付の申し込みでは、配偶者の勤務先の記載さえ求められません。

また、配偶者貸付の申し込み時には、配偶者の収入証明書の提出も求められません。申込者自身に収入がなくても生活が成り立っているのは配偶者に安定収入があるからだと、金融機関が判断するためです。配偶者の収入金額については記載が必要ですが、あくまで自己申告で、書類の提出は必要ありません。

同居家族に借入を知られるケースと対処方法

借入について配偶者には相談しても、同居している子供や両親には知られたくない専業主婦の方は多いでしょう。

「在籍確認として自宅に電話がかかってくる」「契約時に郵送物が送られてくる」「延滞時に督促状が送られてくる」など、同居家族に借入を知られてしまうケースと対処方法については、「家族や会社にバレずにお金を借りる方法」の記事に詳しい記載があります。必要に応じてご確認ください。

悪質な業者からの勧誘には注意

借入を検討する時には、「ヤミ金(闇金業者)」などと呼ばれる、悪質な業者の勧誘には乗らないようにしましょう。

ヤミ金は、国や都道府県に貸金業の登録をせず、違法な金利による貸付や悪質な取り立てなどを行なう業者のことです。ヤミ金からお金を借りると、法外な金額の返済を請求されます。少しでも返済が遅れると、借りた本人に加えて、勤務先や家族にまで取り立てが行なわれることもあるでしょう。

ヤミ金は、電話・チラシ・SNS内のダイレクトメールといった手段を使い、融資の勧誘を行なう傾向があります。「審査なしで融資」「ブラックでもOK」のような甘い言葉を使って勧誘された場合、ヤミ金である可能性が高いです。

ヤミ金の疑いがある場合は、財務局長又は都道府県知事の登録を受けているかどうかを確認しましょう。登録の有無は、金融庁の「登録貸金業情報検索サービス」で検索するか、居住区を管轄する財務局又は都道府県の担当部署に問い合わせることで確認可能です。

ヤミ金のなかには、無登録でありながら架空の番号や別の業者の番号を詐称して使用している業者も存在します。公式サイトなどに登録番号のようなものが掲載されていたとしても、登録貸金業情報検索サービスなどで確認するようにしてください。