台湾人には、ご用心! 酒井 亨

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この本では台湾に長く住んで仕事をしていた著者(日本人)の方が、日本人が誤解している台湾人像を細かく分析し、その誤解を解くために詳しく説明しています。実際に読んでみると台湾人と中国人の違い、台湾国内で北に住む人と南に住む人の性格の違い、台湾人のとる行動(食事・仕事)も初めて知ることばかりで驚きの連続でした。

「どうして台湾人は親日なのか」について、著者の方の偏った考え方(左翼主義)が部分的に垣間見えることがあったので、そのような所は話半分で読みました。具体的には戦時中や現在の歴史教育に関連してくる話なのですが、日本人であれ台湾人であれ読む人によって評価が分かれるところを、著者が全台湾人の意見を代弁するかのごとく言い切ってしまうのはこの本の最も勿体ない部分だと思います。ですから読んで違和感を覚えることもあるので、そのような部分は話半分で読み、それ以外は真剣に読むのが良いと思います。

ちなみにこの本は台湾でも発売されていて、私の知り合いの台湾人(10~30代の男女)はみなさん一度は読んでいました。感想を聞くと台湾人としておかしく思える所があるが、全体の評価としては正しい部分が多いと言っていました。結果的に、日本人が勝手に「台湾人の国民性」を想像しそして台湾人からは「日本人からこんな感じで思われているんだ」という双方向に向けた本として読まれているので、とても面白い趣向だと思います。

今ならネットですぐに台湾人と接することができます。アニメやゲーム、J-POP、日本観光などに興味を持っている人が多いことそして日本語を読み書きできる人が多いこともあってわざわざ台湾に行かなくても某巨大電子掲示板やニコ生で台湾人と接することができますし、留学やワーキングホリデーで来日している台湾人も多いので仕事で接する人も多いと思いますけれど、そのような人に是非おすすめしたい本です。尚、この本では台湾人にどのような行動をすると喜ばれ、あるいは怒るかの注意点も書いています。私も一応この本に習って台湾人を怒らせないように注意しています。基本的に台湾人は明るくてあっさりしているので大丈夫ですが、怒らせるとちょっとした国際問題にもなるので、台湾人と接する人には台湾入門編として一度は読んで欲しいですね。

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