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クレジットカード審査の居住年数と居住形態の影響

クレジットカード会社では、申込者の居住年数と居住形態をクレジットカード発行の審査基準の1つとして審査しています。

転職や転勤、個人的な事情で引っ越して新しい部屋を借りたばかりだと居住年数が短く、クレジットカード審査に悪影響を及ぼしてしまわないか心配だと思います。

結論から言うと、クレジットカードの入会審査における「居住年数と居住形態」は「年収や勤務年数」ほど重要視されていません。ただし、転職で引っ越しをしたばかりだったり申込書に嘘の居住年数を記入したりすると審査落ちする可能性があります。

居住年数1年未満でも審査通過できる

引っ越しをして居住年数が1年未満の場合は審査に通りにくいと言われていますが、居住年数が1年未満だと絶対に審査に通らないわけではありません。入会審査では申込書に記入された属性情報に点数を付ける「スコアリング」が行われ、スコアリングの点数が低いと審査に落ちるからです。

スコアリングは申込書の項目に記入した申し込み情報の年収、勤務先、勤続年数などに点数を付けていき、総合点が審査基準を満たしていれば審査通過です。居住年数のスコアリング点数は下記のように住んでいる期間が長いほど有利になります。

また、自己所有や家族所有の住居であれば信用力と返済能力があると判断され、居住年数が1年未満でも審査に悪影響を与えることはありません。

スコアリング点数の例

居住年数 スコアリング点数
1年未満 0点
1年~3年 10点
3年~5年 20点
5年以上 30点

転職で住所変更となった場合は審査に不利

転職をしたばかりの人は収入が安定していないと思われ、クレジットカード会社からの評価が低くなり審査に通りにくいです。

クレジットカード審査では個人信用情報機関に記録された申込者の情報を照会して、返済延滞や滞納がないか調べます。それと同時に過去の勤務先や住所も調べて現在の住所と同じか確認し、住所と勤務先が変わっていれば転職したと判断します。

家族で新しい家に引っ越ししたり、転勤したりして新居になっても審査に影響は少ないですが、転職で引っ越しの場合は審査に通りにくくなると覚えておきましょう。

申込書に嘘の住所や居住年数を書くとバレて審査落ちする

クレジットカード会社は申込者の信用力を調べるため、様々な手段を使って情報を収集します。もしも申込書に嘘を書いたことがバレて「嘘をつく人、信用できない人」と担当者に判断されると審査落ちするので、申込書には真実を記入してください。

ここでは、クレジットカード会社がどのように申込者の居住年数や居住形態を調べているか、なぜ嘘がバレるのか解説します。

本人確認書類の住所(身分証明書)と住所が異なる場合

クレジットカード審査では、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類(身分証明書)と現住所が一致しているかどうか厳しくチェックが行われます。現住所と身分証明書の住所が合っていない場合は住所が証明できず信用されないため審査落ちします。

身分証明書に記載されている情報が古い場合は更新を行って、常に最新の状態にしておきましょう。申込書と身分証明書の住所が違うと嘘をついていると勘違いされる場合もあります。

個人信用情報機関の住所情報

個人信用情報機関にはクレジットカード利用履歴だけではなく、申込者の個人情報も記録されています。記録されている個人情報は氏名、生年月日、固定電話番号、携帯電話番号、住所、勤務先名、運転免許証番号、配偶者名です。

下記の画像は個人信用情報機関の指定信用情報機関「CIC」に信用情報を開示した際の例です。

個人信用情報機関CIC個人情報

申込書に記入した住所と個人信用情報機関に登録されている住所が異なった場合は引っ越しをした可能性が高く、カード会社から本人確認の電話がかかってくることもあります。申込書、個人信用情報機関、在籍確認の電話内容で整合性が取れないと嘘をついていると思われてしまうこともあります。

住民票の居住年数

居住年数が短い人が申込書に嘘を書くと、住民票の居住年数と照らし合わせたとき簡単に嘘がバレてしまいます。住民基本台帳法には「何人でも市町村長に対し、住民基本台帳の一部の写しの閲覧、住民票の写し又は住民票に記載をした事項に関する証明書の交付を請求することができる」と書かれていて、つまり誰でも住民票を見ることができるということです。

クレジットカード会社が住所や居住年数に疑問を抱けば住民票と照らし合わせて確認する可能性もあるので、居住年数には嘘を書かないようにしましょう。

登記簿謄本

賃貸アパートや賃貸マンションに住んでいるのに申込書に「持ち家」と記入すると、審査担当者が登記簿謄本を確認したときに虚偽の申告がバレてしまいます。

登記情報は法務局に申請することで第三者でも閲覧することが可能で、本当に申込者の持ち家かどうか簡単に調べることができます。

ゼンリン住宅地図

地図制作会社の株式会社ゼンリンが販売している「ゼンリン住宅地図」には、日本国内の住宅データが詳しく掲載されています。マンション名、ビル名、階数、部屋番号、居住者名などを定期的に調べて書かれているので、住民が引っ越したおおよその時期がわかります。

引っ越したばかりで居住年数を長く書いてしまうとゼンリン住宅地図の情報と矛盾が生じ、嘘を書いていると思われて本人確認の電話がかかってきます。

審査に有利な居住形態・住居種類

クレジットカード審査では、居住年数だけでなく、居住形態や住居種類も審査のポイントになります。同じ住所に住んでいる期間が短い場合は、返済遅延が発生したときに夜逃げをする可能性があると判断されますが、持ち家であれば夜逃げの可能性が低くなるので、審査に好影響を与えます。

クレジットカード審査において高い評価を受ける居住形態は、自己名義の持ち家・家族名義の持ち家・官舎・社宅・寮・アパートやマンションなどの賃貸・公営住宅・下宿の順番です。

実家暮らしだと両親や配偶者と同居している場合は、返済が滞ったときに同居者が返済を肩代わりしてくれる可能性があるため、審査に有利です。

持ち家

自己所有か家族所有の持ち家だと、今後引っ越しをする可能性が低く、住宅ローン組めるだけの信用力とローン返済ができる安定した経済力があるため審査に通りやすいです。

賃貸アパート・賃貸マンション

賃貸住宅に住んでいる場合、持ち家と比べると審査に通りやすいわけではありませんがクレジットカード審査に不利になるというわけではありません。

ただし、居住年数が1年未満は頻繁に引っ越しをするのではないか、夜逃げなどで貸倒れのリスクがあると考えられ、審査に通りにくいです。

会社の寮・社宅

賃貸住宅と同じく、特に審査に影響することはありません。

申込者が引っ越したばかりでも転職をしたわけではなく会社の寮や社宅に引っ越しただけであれば審査に影響しません。住所が変わったとはいえ、会社からの安定的な収入(年収)には変わりないので居住年数が一年未満でもクレジットカード審査が不利にはなりません。

一人暮らしよりも実家暮らしは審査に有利

お金がなくてクレジットカード料金の返済ができなくなったとき、実家暮らしだと両親にお金を借りることもでき、クレジットカード会社は貸したお金を回収できない可能性が減るため実家暮らしは審査に有利です。

一人暮らしの場合は給料から家賃代を支払った分が手元に残るお金(自由に使えるお金)になり、実家暮らしよりもクレジットカード利用料が低い傾向にあります。できるだけクレジットカードを使ってほしいカード会社としては、カード利用料が多い実家暮らしだとスコアリング点数を高くして、審査に通りやすくしているというのが現状です。

審査では居住年数や居住形態よりも信用情報が重要

クレジットカードの審査において居住年数や住所、年収も大切ですが、もっとも重要なポイントは信用情報です。クレジットカード申し込みやカード利用者の利用履歴、銀行や消費者金融を利用した履歴は、個人信用情報機関に信用情報として残ります。

信用情報とは、クレジットカード、カードローン、住宅ローンなどを利用した経験がある人の信用力を調べるための情報です。申込者が過去に借入をしたか?過去に返済の延滞情報はないか?自己破産などの金融事故がないか?ブラックリスト入りしていないか?を細かくチェックして、ブラック情報が残っていると審査落ちとなります。

また金融機関への返済情報のことが「クレジットヒストリー(クレヒス)」と呼ばれ、金融事故などの情報とともに、クレジットカード審査に大きな影響を与えます。

逆に言うと、個人信用情報機関への照会で金融事故等の情報が見つからない場合は、クレジットカード審査に通過する可能性が高くなります。個人信用情報機関に記録されたクレジットカードやローンの利用履歴と金融事故の履歴は、一度登録されると5年間は消えず、その後のクレジットカードやカードローンの審査に影響を与えるので、日頃から誠実な利用を心がけましょう。

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