バカが多いのには理由がある 橘玲

カテゴリ:人文・思想 本の著者:

最近よく話題になることとして インターネットでSNSや掲示板などで、多くの人の意見を参考にして、世の中で起きていることを考えようとしている人達が増えてきているということがあります。私も特定の人の意見だけに影響されないように気をつけようと日々思っているのですが、それでもあちこちからいろいろなニュースに対して、偏った考えを持ったご意見番と呼ばれているような有名人の意見や、恣意的に選ばれた街角の人達の感想は、何かのバイアスを与えようとしているかのように感じてしまいます。何か大多数が反論できないもっともらしいことを言っているような印象を受けるのです。

私は日々起こる考えさせられるニュースについては、インターネットで意見を発信している信頼出来る複数の人達の意見を参考にいろいろな角度から参考にするようにしています。この本というのはそんな私のようないろいろな考え方を知りたいと考えている人達にジャストフィットすることが書かれています。

最初に感じた印象にとらわれることなく、じっくりといろいろな角度から考えて、自分なりに考えて結論をだし、その結論にそった行動をすることが出来るのが理想といえるのですが、日本という環境にいると簡単なことではないと感じています。

この本は、政治の問題や、経済に関する話題からワイドショーのネタまで、全体にわたって広い範囲の話題を網羅した時事ネタについて語られています。この本での最大の読みどころは最終章で、最終章を読むだけでもとても価値があるといえ、非常に感銘を受ける人達は多いと思います。

他には、インターネット上でよくいるネトウヨについてなど、日本がなぜ右傾化していくのかということについてや、憲法についての大事な議論がどうしてカルト化しまうのだろうかや、日本でブラック企業が増えてきている理由などについては、著者の意見が個人的に非常に参考になったので、多くの人にとって読んで損はないと思います。

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