永遠の0 百田尚樹

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百田尚樹さんの「永遠の0」を読んで感銘を受けました。
私は今まで、戦争物の小説や映画が苦手でした。
実際に漫画も読んだこともありますが、現実に起こっていたことだからこそやはり胸が痛く後味は悪かったです。
だから今まで何度か読み聞きしたし、今後はもう自分からは作品をみたいと思わなくなりました。
ですが、この「永遠の0」は、小説も映画もどちらもみました。

この作品は、それまで自分がみてきた物とは違う物でした。
戦争がどういうものだったのか、そして残された家族がどんなに悲しみに落ちるか。
だけど軍人と派遣されたら戦争で死ぬということは名誉だとされていたこと、国のために自分の命を落とすことに疑問をもたなかったこと。

それは今まで私もいろいろな作品を通してみていたけれど、この作品は他の作品に描かれていなかった部分を焦点に当てています。
当時の一人の人物は、大切な家族を残して戦争に行きますが、国のために命を捧げるということに疑問を感じ、
大切な人のために自分の命を守るよう零戦にも乗っていました。

当時の周りの同じ軍人は、彼のことを臆病者として扱いますが、私は彼の気持ちがよく分かるし、それが正しいのだと思います。彼の葛藤や、また周りの人の命も守ろうとする彼の行動は、臆病者とは逆に勇ましいと思い、感銘を受けました。

戦争物でこうした命を大切にする軍人の姿をリアルに描いたのは素晴らしいと思います。
感情移入もでき、今までよりもさらに戦争というものがどれだけ悲しいものか、残酷なものなのか改めてしることができました。

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